エアコンが臭い!悪臭・水漏れの原因はカビやバクテリア
2023.08.30 Wed
◎エアコンのトラブル、心当たりはありませんか?
・なんだか酸っぱい風が出る。
・風に混ざって埃が飛んで来る。
・室内機から水漏れがしている。
・吹き出し口に黒いシミがある。
・フィルター目詰まりのランプが点灯している。
エアコンのメンテナンス、一般的にはフィルターを清掃するぐらですよね?
自動お掃除ロボが付属している場合、メンテナンスフリーを掲げている機種もあるかと思います。
フィルターの埃は清掃すれば綺麗になりますが、問題なのはタバコのヤニや料理での油なんです。
これらが室内機の内部で、カビやバクテリアを繁殖させているのをご存じでしょうか?
エアコンは「空気を循環させる機械」です。
埃・カビ・バクテリアで汚れた空気は、エアコンによって部屋中を循環していることになります。
病原菌を部屋中に撒き散らしていると考えると、何だか恐ろしく感じませんか?
冷房運転だとエアコン内部は濡れている
エアコンを「冷房運転のみ」で使用される人も多いかと思います。
エアコンの中には「熱交換器」という部分があり、その熱交換器が冷やされることにより冷たい風が出てくるのです。
熱交換器が冷えると「結露水」が大量に付着しますので、冷房運転を続けると実は室内機の内部(主に熱交換器)は結露水で濡れているんですよ。
室外機近くのドレンホースから水が排出されているのを見たことはありませんか?
それが結露水であり、室内機から排出されている証拠なんです。
なぜカビやバクテリアが発生するの?
エアコンの内部は結露水で湿っており、この結露水がカビやバクテリアの繁殖しやすい環境を生み出してしまいます。
エアコンが吸い込んだタバコのヤニ・料理の油はエアコン内部に付着し、カビやバクテリアの栄養源になります。
カビが繁殖するのは「高温」「多湿」ですから、繁殖できる最高の環境なわけですね。
秋になりエアコンが冷房としての役目を終えると、翌年の梅雨頃までエアコン(冷房)は全く使われずに放置されますよね?
この放置期間に、エアコン内部ではカビやバクテリアが増殖します。
特に春~梅雨時期はカビやバクテリアが繁殖し易いので、初夏になり久しぶりにエアコンを使用すると悪臭が送風されるわけです。
つまりこの悪臭の原因はカビやバクテリアであり、酸っぱい臭いがするようなら繁殖が進んでいる証拠でしょう。
汚れが深刻だと室内機から水漏れが生じる
カビやバクテリアが繁殖すると、アメーバ状の汚れが目立つようになります。
結露水の排水経路にこのアメーバ状の汚れが詰まると、スムーズに結露水が排出できなくなりエアコンから水が漏れ出す(オーバーフロー)のです。
昨シーズンは全く臭わなかったし、水漏れも無かったというエアコン。
放置期間にカビやバクテリアが繁殖し、最悪なケースは病原菌を含んだ風が送風され、悪臭やオーバーフローにも繋がってしまうことも。
通常エアコンの室内機は高い位置に設置されており、その内部を確認することはほとんどありません。
それだけに汚れが進んでいるのは盲点であり、具体的なエアコントラブルがなければメンテナンスなんてしない人の方が多いようです。
そして具体的なエアコントラブルが出てきた頃には、それなりに汚れは深刻であり、既に暮らしの中で病原菌を体内に取り入れていることになります。
エアコンメンテナンス方法は?
日々のエアコンメンテナンスとしては、最低でも1か月に1回はエアコンのフィルターを洗いましょう。
そして掃除機で埃を吸い取るだけでなく、フィルターそのものを消毒することが大切です。
埃を取り除いたフィルターを、キッチンハイターまたはカビキラーで水洗いします。(5分ほど付け置きすると、さらに効果は高まります。)
通常エアコンフィルターは2枚ありますので、1枚ずつ試すと比較できて効果を実感できます。
「埃を取り除いただけのエアコンフィルター」「消毒まで行ったエアコンフィルター」、見比べれば明らかに違いが分かるはずです。
消毒まで行ったエアコンフィルターはまさに新品同様であり、これが本来の姿であるとご理解いただけると思います。
既に悪臭や水漏れを生じているエアコンは、プロによりエアコンクリーニング(分解清掃)するしか解決方法がありません。
本来ならばエアコンクリーニングは1年に1回、梅雨時期に行うのが効果高いと思います。
市販されている「エアコン洗浄スプレー」の使用は、あまりオススメできません。
確かに汚れは綺麗になるのですが、汚れを包み込んだ泡が完全に排出されないので、逆に詰まりの原因になるのです。
要するに「すすぎ」をしっかりと行う必要があり、エアコン内部に水をかけることは一般素人にはリスクが高いのではないでしょうか?
エアコンメンテナンスの意識が高く、頻繁にエアコンフィルターを清掃しているのに、室内機から水漏れが始まったというケース。
ひょっとして「エアコン洗浄スプレーの使用」に心当たりはありませんか?
プロによるエアコンクリーニングは分解清掃ですので、それなりに費用がかかります。
エアコンの使用頻度にもよりますが、購入から7年を超えたエアコンですと、エアコンクリーニングよりも買い替えの方が費用対効果が高いと言えるでしょう。
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